東大とプリンストンを比べてみた

プリンストン大学を知ってもらい隊!

初めまして!3年生の劉といいます。東京大学からの交換留学で、この秋からプリンストンのDepartment of Computer Science(COS) で勉強しています。シゲくんがせっかくこのブログにも入れてくれたので、今日はこれまでに感じた東大とプリンストンとの違いについて書きたいと思います。

生活

東大には(少なくともキャンパス内には)寮がありません。反面、プリンストンではキャンパスのど真ん中に寮があり、ほとんどの学生がキャンパスの中で暮らしています。(写真は僕の寮の外観と部屋のものです。)

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これにはすごく助かっています。部屋から出て5分で講義に行けるのは本当に便利です。僕は東大にいた時は実家に住んでいたので、僕の学科のある本郷キャンパスまで片道1時間半ほどかけて通学していました。例えば10時の授業に出ようとすると、東大にいたときには8時に起きなければ間に合わなかったのに、こちらでは9時45分に起きればギリギリ間に合います。もう元の生活には戻れないですね・・・

週末

プリンストンは小さい町なので、周りに遊べるところはあんまりないです。一応1時間半くらい電車に乗ればニューヨークまで行けますが、あんまり頻繁に遊びに言っている人は少ない印象ですね・・・僕もまだ3回しか行ったことがありません。

その代わりに、キャンパスの横に立っているEating Clubという場所で定期てきにパーティーが開かれています。音楽がかかる中、スーツやドレスを着た人々が踊っているのを初めてみた時は、「これがアメリカか・・・」と衝撃を受けました。

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この点に関しては、正直東京が恋しくなることが多々あります。電車で何処へでも好きなところに遊びに行ったりだとか、帰りにフラッとあまり知らないところで降りてラーメンを食べたりだとか、そういうことができた東京は本当にいいところだったなあとこちらに来て改めて思いました。

授業

講義

僕は今学期4つの授業をこちらで取っていますが、授業の内容自体がそこまで難しいという訳ではない気がします。むしろ、授業に出てくる証明などを見ていてもプリンストンの方が東大より簡単なような・・・。しかしそれは授業が丁寧に行われていることの裏返しな気もします。東大ではちょくちょく頭のいい先生が学生を置いてけぼりにするような授業があるので・・・。とはいえ、僕は難しい理論系の授業をとっていないので、単純に教科のちがいかもしれません。

また、授業中に手をあげて質問する学生は日本よりも多いです。100人の大教室であっても、一授業に一回は喋っている教授を止めてわからないことを聞く学生がいます。とはいえ、一度も何も質問しない学生も多いですし、教室を見渡すとスマホでゲームをしたりパソコンで作業したりしている人もいるので、意外と教室の雰囲気は日本と変わらないかもしれないです。

課題

日本で持っていたイメージ通り、プリンストンの課題は多いです。基本的に4つの授業全てに1~2週間に一度の課題が出ます。結構時間のかかるものも多く、みんな授業のない時間をかなり課題に費やしている気がします。(僕もそうです)

とはいえ、課題は面白いものが多く、あんまり苦にはならないです。例えばInformation Securityという授業の直近の課題は、「配られた仮想マシンのデータから容疑者の情報を探す」というもので、ゲーム感覚で楽しむことができています。

また、Office Hour という制度もあります。これは教授やTAの大学院生が決められた時間に自由に学生の質問を受け付けるというもので、宿題に詰まってしまったらここに参加すれば丁寧なアドバイスを受けることができます。このおかげで「どうやっても宿題が終わらない」ということはないですし、教授や大学院生と直接機会が得られるので嬉しいですね。

学生

服装

プリンストン生で、キャンパスの中で服装にとても気を使っている人は少ない印象です。

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プリンストンではこんな感じの服が学生に無料で配られるイベントが定期的に起こるので、多くの人は「プリンストン!」って書いてあるような服を来て生活しています。東大では正直運動部の人以外にみたことがないですね・・・

また、髪型を毎日セットしていたりとか、ばっちりメイクしていたりする人もほとんどいないような気がします。東大は日本の中では見た目を意識する人が少ない大学だと言われたりしますが、それでもある程度の人はその辺りに気を使っていたので、来た当初は違いに驚かされました。

そんな彼らも、パーティーのときにはバッチリおしゃれして髪もがっちり固めていたりするので、ギャップが面白いですね。個人的には、大学にいるときくらいは気を抜いた格好をしている方が楽だなあと思います。

多様性

プリンストンには本当に色々な人がいます。例えば見た目をとっても、欧米系、アフリカ系の人はもちろん、僕たちのような東アジア系の人やインド系の人まで本当に様々です。日本では「日本人」がほとんどなので、いかに東大が均質な環境だったかをひしひしと感じています。

また、個人的に驚いたのは女子学生の多さです。東大には5人に1人ほどしか女子がいないのですが、プリンストンでは男女比率はだいたい半々です。

また、一般的に女子が少ないと言われているCOSでも、3~4割の学生は女性です。例えば僕の受けているIndependent Work Seminar という少人数の授業では、学生9人中7人は女性だったりします。東大の似たような学科には0 ~ 10% くらいしか女性がいないので、本当に驚きですね。

学内でもCOSの女子学生を支援するための活動などが色々とみられるので、こうなったのは学校の努力の結果なのかなと思っています。東大もそこに追いつけるといいですね。

就職への意識

プリンストンの学生と話していて驚くのは下級生であっても就職を意識しながら色々な活動に手を出している人が多いことです。アメリカでは日本のように3年生くらいから「就活」を始めるのではなく、大学に入ってからの様々な活動で自分のレジュメ(履歴書)を育てて、上級生になったらそれを見てもらう、という意識が強いように思います。そのためか、例えば2年生から「俺は自分で何かを開発した経験がないから、この授業をとってレジュメにかけることを一つ増やしたいんだ」という発言が出てきたりとか、来年の夏のインターンに向けてみんな10月からPhone Interviewを受けていたりだとか、そういう場面が多々あります。

また、これにはアメリカの学生の大学院に関する意識も関係しているように思います。COSに特有なのかもしれませんが、ここの学生はもし大学院進学を希望していても「一旦働いて、お金を稼いでから大学に帰ってくる」というルートをとる人が一定数いるように思われます。ほとんどが直接修士課程に進学する東大の理系学生とは対照的です。

僕は学部の勉強だけでは少し足りないような気もしつつ、働きたい気持ちもあったので進路に非常に迷っていました。ですが、彼らをみて「後々大学に戻ってくる」という選択肢があることに気づき、少し気が楽になった気がします。反面、1~2年生からキャリアについて考え続けるのはちょっとしんどそうな気もするのでこの辺は一長一短ですね。

と、いう訳でプリンストンと東大の違いについて書いてみました。まだまだ色々と違いはありますが、どちらにもそれぞれの良さがあると思います。とはいっても、プリンストンでの生活はあと半年。全力で楽しみたいと思います。

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